* Herbal Remedy *

ハーブとスパイスで健康な暮らし

冬支度 Winter Preparation

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Winter in Chicago シカゴの冬

シカゴの冬は11月から3月と長く、寒くて暗い日が多いのでお正月を過ぎたあたりからなんだか憂鬱になってきます。この長い期間をなんとか楽しく乗り越えたい!そのためには冬について、体について、習慣について考えてみると、冬支度が大切なんだと思えてきました。

冬とはー気温が下がり(より寒い)、日の長さが短くなる(より暗い)。月のエネルギー(より内向的で調和的)。

それと比べて夏は、気温が高く(熱)、日の長さが長い(より明るい)。太陽のエネルギー(より外向的)

冬を決して否定的に捉えるのではなく、冬の特徴(寒・暗)で鬱々とするのであれば、夏の特徴(熱・明)を取り入れてバランスを取ればいいんです。例えば、家の中にオレンジや赤などの太陽の色を取り入れる(明)、キャンドルを灯したりストーブの炎を眺める(熱・明)、シャワーではなく湯船に浸かる(熱)など。内向的な月のエネルギーの時期なので、あたたかいチャイを飲みながらブランケットにくるまって読書なんて素敵!そうやって物理的に心と体を温めることができます。

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Taking colors into your room 色を部屋に取り入れて

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Chili's red makes you feel warm and hot! チリの赤は目にも体にも暖かい

冬はまた、体を温める、食べ物を消化する、代謝する、活動する、など色々なことに体内のエネルギーが使われるけど、明るく元気でいられるためのエネルギーを残しておきたい!そのために「保温や消化に使うエネルギーを節約する」、これは自分でコントロールできるんです。

当たり前のことだけど、保温のためには暖かい格好をする。手足や首から熱は逃げるので、家でも外でもそこを冷やさない。消化に良い食べ物に切り替える。極端におかゆ!というのではなく笑 朝食ならシリアルやグラノーラに牛乳だったのをトーストやスープに、夕食の大盛りサラダを火が通った野菜たっぷりのスープに、レアぎみなステーキや焼肉をことこと煮込んだビーフシチューや煮込みハンバーグに切り替える、料理に消化を助けるハーブやスパイスを加える、そんな心がけで消化のエネルギーは節約でき、その分が元気に明るく過ごせるエネルギーに向かいます。

 

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Balanced meal with different kinds of foods. 様々な食材でバランスの取れた食事を。

 

でもやっぱり風邪をひいてしまった...そんなとき私が一番困るのは、タンや鼻水で息苦しくなって眠りも浅くなってしまうこと。冬の寒い時期は一年で一番代謝が落ちる時期で(逆に夏の一番暑い時期は一番代謝が高い)、体内の粘液が増えます。風邪が長引いてると感じるのもこの必要以上に増えすぎた粘液が一つの理由。なので粘液を増やす食べ物(乳製品、小麦、精製された砂糖、冷たい飲み物ー特に南国で栽培されたトロピカルフルーツのジュースは夏向け、揚げ物など)を減らす。冷たいビールに唐揚げ、とか美味しいけど、魅力的だけど、風邪をひいたときは諦めよう(涙)。

そして、もう一つ気をつけたいのが「乾燥」。家を温めるために暖房をつけると、「熱」と場合により「明」を得られるけど「乾燥」の問題が出てきて、これが粘液の濃度をさらに高めます。なので乾燥には水分補給。粘液濃度を抑えるだけじゃなく、水分は血液やリンパ液の成分となり流れを良くするので、体内への栄養の分配がスムーズにもなり、風邪の時はもちろん、普段の健康維持にももってこいです。

 

冬で気をつけたいポイント

1) 冬の特徴を前向きに楽しみつつ、夏や太陽の特徴でバランスをとる

2) エネルギーのバランスを考え、コントロールする(保温、消化、代謝)

3) 2から免疫力を高める

 

明るく元気で健やかな冬になりますように!