ハーブで心も体も健やかに
心も体も健やかに、毎日の暮らしがもっと楽しくなる。それがハーブで叶うとしたらどんなに素敵なことでしょう。
ハーブのイメージ ー なんだかおしゃれで特別なもの。張り切って買っても全部使い切れずに傷んでしまうから、結局はなかなか手を出せない。私はそう思ってました。
ハーブを初めて使うようになったのは大学生の時。交換留学先のオーストラリアで風邪を引き寝込んで鼻づまりに苦しんでいたら、「これを使うといいよ」とルームメイトがそっと差し出してくれた巾着袋。その中にはユーカリのポプリがぎっしり詰まっていて、スーッと爽やかな香りがしました。その爽やかな香りが鼻づまりをやんわり治してくれるような気がして、その巾着を握りしめていつのまにかぐっすり眠れたのを今でも思い出します。その時から、我が家にはユーカリプタスのアロマオイルは欠かせません。それが私とハーブとの最初の出会い。
この夏、家庭の事情で一時帰国をし、けっこう無理をしたせいか、夏から秋までずっと風邪をひいては治りかけてまたひいて鼻やのどがつまって苦しくて、を繰り返し、心も元気を失いかけてた時、ホールフーズでたまたま手に取った一冊の本。なんだか気になって著者の「冬の健康」がテーマのポッドキャストを見つけたので聞いてみました。それがすごく心と体に響いたのです。食材が体に与える影響、毎日の食事や習慣で冬の寒さや暗さに負けない方法など、難しいことを並び立てるのではなくて、お母さんやおばあちゃんがよく言っていた知恵がどうしてそれがいいのか、腑に落ちる根拠で説明してくれるのです。私が探していたのはこれだ!と思いました。
「医食同源」病気を治療するのも日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つために欠くことができないもので、源は同じだという考え。
私は夫が医療系で研究をしていることもあり、いわゆる西洋医学を否定する気は全くありません。病気になったらお医者さんに相談して、薬や手術が必要であればそれを選択します。でも毎日の食事の食材の役割をよく知って取り入れることで、それで体が健康になり、明るく前向きな精神状態を保てるとしたらーそう考えるとワクワクしてくるんです。ハーブはその食習慣の手助けをしてくれるもの。ハーブの定義は「自生する植物」。キャベツ、セロリ、玉ねぎなどは農業的に栽培されるようになって野菜になりましたが、以前はハーブの分類だったそうです。そう考えるとハーブも野菜と同じく、味や特徴を知れば気軽に毎日の食事に取り入れられるもの。シソ、しょうが、ニンニクだってハーブですもんね。
これから学んだこと、実践したこと、その感想など忘れなようにこのブログに掲載していこうと思います。