Echinacea エキナセア
ちらほら春の様子が見えてきたシカゴですが、この冬はインフルエンザがアメリカでも日本でも大変なことになっていましたね。札幌に住む私の甥っ子たちも兄夫婦も悩まされていたようです。我が家は、主人が大学病院の研究室で働いていて、同僚はインフルエンザのウイルスを扱う研究をしているのに、主人は予防接種にアレルギーがあり(?!)受けられません。それでもインフルエンザにも風邪にもかからなかったのは、今年はエキナセアシロップとエルダーフラワーシロップを飲んでいたおかげだと思っています。
今回はまず、エキナセアからまとめてみます。
"Echinacea - Echinacea Angustifolia"
*味ー
*利用部分ー花、根
*収穫時期ー根は秋に。乾燥したものよりも新鮮なものの方が効果は高い。
*作用
ーAnti-microbial(抗菌性)
ーAlterative(徐々に身体機能を回復させる)
ーAnti-catarrhal(カタル:(鼻や気道の)粘膜表層の炎症)
ーTonic(強壮効果)
*利用効果
細菌やウイルスの両方に有効* 天然の免疫機能促進剤!(Immune-system booster!)
ーマクロファージT細胞の活動を増強させ、体自身が感染した微生物を除去するのを助ける。風邪やインフルエンザに対する防御ラインを鍛える!
ー炎症性の腫れ物、敗血症**それに他の感染症の症状に用いられる。
ー上気道の感染症(laryngitis咽頭炎、tonsillitis扁桃炎)、鼻や鼻腔のカタル症状によい
*細菌とウイルスの違い:細菌は栄養と水があれば自己増殖し、抗生物質が有効。ウイルスは他の生物の生きた細胞を利用して増殖し、その細胞を死滅させる。
**体に細菌感染巣があり、細菌が血液に出現して全身に広がる思い感染症
➕「Yarrowヤロウ」または「Bearberryベアベリー」と合わせると膀胱炎に良い。
膀胱炎:膀胱の粘膜に炎症が起こる病気で、大半の原因は細菌感染。
*使い方
成分のほとんどが水溶性なのでハーブティーに最適!小さじ1-2杯のドライハーブに1カップの水を注ぎ、沸騰までゆっくり火を入れる。その後10-15分蒸らす。
市販の免疫強化系のハーブティーにも必ずと言っていいほどエキナセアが入っていますね。エキナセア自体の味はぼやーんとしてて好まない人が多いようで、リコリスで甘みや、柑橘系で清涼感をつけると良いと思います。
*注意
継続して使いすぎると効果が弱まるので、5日間連続で使ったら、2日間はお休みすること。
我が家は、エキナセアに生姜のすりおろしを加えたハーブティーを煮詰めて、それに煮詰めたティーと同量の非加熱のハチミツを混ぜたシロップを作って冷蔵庫に常備しています。これを朝食時にそのままスプーンで飲んだり、冷めたラテやオートミールにかけて、またはお湯で割って飲むなどして摂取してます。
春が近いとはいえ、まだまだ風邪やインフルエンザには気をつけないとな。エキナセアのハーブティーの色々な組みわせも実験して、好みの味が見つかったらシェアします!
イラスト画像:Wikimedia